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2013年4月18日(木)
1431号
「大善を為す勇気」
親としては、わが子なればこそ
歯がゆくて、叱咤激励しているつもりが
まったくの逆効果となってしまうのです。
親はわが子に変わって勉強することはできません。
当たり前ですね。
そうであるならば、やはり親は黒子に徹するしかないのです。
そうです、どんな点数を取ってこようが、文句をいってこようが
わが子を信じ、ひたすら応援するしかないのです。
そうです。親が変わって勉強してやることはできないのです。
いつかは親は年老い、子供たちの代になるのです。
その子供たちは今度は自分で生きていくしかないのです。
そうであればこそ、親はわが子の応援団であるべきなのです。
しかし、その応援団は、わが子のいいなりなることではありません。
それは、小善となってしまいます。
携帯がほしい~ みんな持っているよ~
買ってやる・・・
ゲームがほしいな~
買ってやる・・・
今日は塾に行きたくない、休みたいな~
そう言うならしかたないね、今日だけよ・・・
おおざっぱにいえば、それは「小善」です。
その場は子供たちは満足~
機嫌もいいでしょう。
それは長い目でみれば決して子どもたちのためにはなりません。
塾での居残り学習
再テスト・・・
土曜日の補習・・・
いやですよね~
しかし、その時です。
子供たちが大きく変われるチャンスなのです。
そこで、いうならば、「突き放す」のです。
口では、
「そりゃ、大変だ~」
「おまえも苦労するね~」
などと、なだめながら・・
でも
「それはおまえのためだよ~」
「ありがたいね~」
「おまえが終わるまでずっと待ってるから~」
「みなで応援しているからがんばってね~」
とお尻を押してあげることなのです。
それが「大善」です。
一見、冷たそうに見えますが
その実、それこそが大きな愛!
しかし、これが難しいのです・・・・
しかし、そうしていただければ、
そこで、はしごを外された子供たち
真剣に取り組むしかなくなるのです!
そこで、できない自分、だらしない自分と
真剣に向かい合うことになるのです。
そこで、もがき苦しむことで
大きな成長があるのです!
「真剣な自分」
それこそが己を成長させる源なのです。
しかし、それにはご両親の応援がなくてはなりません。
「小善は大悪に似たり大善は非情に似たり」
(『心を高める、経営を伸ばす』稲盛和夫)
リーダーは、愛情をもって部下に接していかなければなりません。しかし、その愛情は、いわゆる溺愛であってはならないはずです。
“大善と小善”ということばがあります。
たとえば、かわいいために子どもを甘やかし、そのために成長するに及んで、人生を誤ってしまうということがあります。逆に、子どもを厳しく教育し、しつけていくことによって、素晴らしい人生を歩むということがあります。前者を小善、後者を大善といいます。
職場においても、様々な上司がいます。その中には、部下の意見を聞き、若い人たちがやりやすいようにしてあげる優しい上司もいると思います。しかし中には、非常に厳しい上司もいると思います。
もし、信念もなく、部下にただ迎合している上司ならば、決して若い人たちのためになりません。それは若い人たちにとって楽ですが、その気楽さは彼らをだめにしていくはずです。長い目で見れば、厳しい上司の方が、部下は鍛えられ、はるかに伸びていくはずです。
「小善は、大悪に似たり」と言います。つまり、短絡的に良かれとすることが、本人にとって本当にいいことなのかどうか、リーダーは、部下への真の愛情を見極めなければなりません。
子育ては親の覚悟も求められているのです。
このシリーズは今回で終了です。
有り難うございました。
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by Topzemi-aobajuku
| 2013-04-18 11:22
| 大野木塾長
|
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