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2012年2月2日(木)
1693号
「鈴木鎮一さん2」
「愛に生きる 才能は生まれつきではない」
鈴木鎮一 講談社現代新書
初版は1966年8月16日ですから
もう45年も前になります。
それが版を重ねて88版まで来ています。
隠れたロングセラーなのかもしれません。
絶版とならず今でも手に入るわけですから
それはそれですごいことだと思います。
さて、昨日のまえがきの続きです。
「現実の多くのひとびとは、よい能力が育つ環境が与えられないで、育てそこなわれ、しかも、生まれつきだと決められ、それを自分もそうだと決めています。これはみんなまちがいです。」
子ども達のなかにも、同じようなことを言う子がいましたし、今でもそうです。しかし、そう言ってしまえば、それまでです。まずは親がわが子の無限の可能性を信じなくてはならないのです。今まではそうであったかもしれません、しかし、人はその努力によって誰もが成長していくのです。しかし、そのテンポはみな違うのです。私どもの塾でも、ほんの数ヶ月通塾し、成績が上がらないからと辞めていかれた家もあります。むろん、私どものいたらぬ点もあったはずです、しかし、人の能力はそうは簡単につくものではないのも事実なのです。
さらに鈴木鎮一さんは続けておられます。
「運ということを、わたしは否定できません。この世に生まれたということ自体が、やがて、死ぬこと同様に、すでにどうしようもないことだからです。けれでも、よかれあしかれ、いったん育てられたわたしたちは、死ぬ日まで、自分で生きねばならない、するとそこに、いかに生きるかという、のっぴきならない問題が出来てきます。」
また続きます。
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by Topzemi-aobajuku
| 2012-02-02 13:59
| 大野木塾長
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